2020年6月 Xファクターを探せ
新型コロナウイルス感染拡大防止のため全国に発令されていた緊急事態宣言が解除された。
人々は徐々に外出し、元の生活に戻っている感じもするが、北九州では新たなクラスターが発生、東京でも夜の街から新たな感染者が発生したようだ。少なくなったとはいえ感染者がゼロにならない限り二波、三波の可能性もあり、社会が不安定な状況はしばらく続くだろう。
期待すべきはワクチンの開発だ。
世界各国の人たちが自由に往来できる社会に戻ってほしいと願っている。
さて今回の新型コロナウイルス対策については感染者の隔離、社会全体の活動縮小、人と人の接触減の3つがある。
他国と比べ日本政府の対策は緩やかで、決して厳格とは言い切れないが、ここまで欧米各国に比べ感染者や死亡者数が非常に少なく済んでいる。
これについてノーベル医学生理学賞受賞者で京都大学IPS細胞研究所の山中伸弥教授が情報発信しているサイトに解決すべき課題として「Xファクターを探せ」という記事があった。
世界と比べて日本の感染者と死亡者が少ない理由があるのではないかとし、それをファクターXとした。
山中教授はファクターXの候補として以下を挙げた。
・クラスター対策班や保健所職員等による献身的なクラスター対策
・マラソンなど大規模イベント休止、休校要請により国民が早期(2月後半)から危機感を共有
・マスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識
・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化
・日本人の遺伝的要因
・BCG接種など、何らかの公衆衛生政策の影響
・2020年1月までの、何らかのウイルス感染の影響
・ウイルスの遺伝子変異の影響(以上、ここまで)
権威ある幹細胞研究の第一人者としては随分、行動的な内容が多いのは驚いた(笑)が、論理的に証明できるのは遺伝子要因、BCG接種など公衆衛生政策の影響、これまでのウイルス感染の影響か。
全てが終わってから検証ということになろうかと思うが、私たちが納得できるXファクターが見つかることを期待している。
閑話休題。
・私が新型コロナ禍で学んだいくつかのことを紹介したい。
・資本主義経済を成り立たせているのは、不要不急なモノやサービス
・BtoBの打ち合わせや面談はZOOMで十分
・出張がないと、大きな経費削減となる
・出張がなければ、ゴルフの腕前があっという間に上達する(笑)
・テレビ局の東京発信の東京情報はもういらない
・ワイドショーは井戸端会議のレベルで真面目に見てるとバカになりそう
・テレビは全てショー。話題になればオールOK
・芸能人のSNSは全てビジネス
・しかしそんな薄っぺらいテレビはまだまだ影響力がある
・ゲームオブスローンズは全ての人に捧げるオススメドラマである(ロスが半端ない)
さて、6月。気分を変えて頑張っていきましょう。
KUMODE