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クモデコラム
COLUMN

2022/2/3

2022年1月 2022年がスタート

2022年。新しい1年がスタートした。

毎年のことだが正月を迎えると思い出すのが松下幸之助爺の言葉である。

「竹に節がなければズンベラボーで、とりとめがなくて風雪に耐えるあの強さも生まれてこないであろう。竹にはやはりフシがいるのである。同様に、流れる歳月にもやはりフシがいる。ともすれば、とりとめもなく過ぎていきがちな日々である。
せめて年に一回はフシを作って、身辺を整理し、長い人生に耐える力を養いたい。
そういう意味では、お正月は意義深くて、おめでたくて、心もあらたまる。」

さて私事だが年末にスキーをした夜からまたしても謎の腹痛に見舞われた。

この痛みは昨年から悩まされているもので、医者曰く内臓疲労と過食、それと9年前に胆嚢摘出手術後の癒着の影響ではないかとのことだが、人間ドッグや各種検査をしても特に問題もなく未だにはっきりとして原因がわかってない。

原因がわからないというのは周りを不安にさせるらしく周りからはいちいち脅かされる。

「〇〇さんは町医者で潰瘍だと診察されていたけど、病院で診てもらったら実は胃ガンだった」

「健康診断をちゃんとしていた〇〇さんは、お腹の痛みを放置していたら盲腸が破裂寸前だった」

そのたび、説明するのがいちいち面倒だが、そうなった時はそうなった時である。

原因がわからない謎の腹痛だが、わかっているのは痛みが出ると少し体温が上がり痛みが1週間ほど続くこと。寝込むほどでもないが、自由に動き回ることもできない程度の痛み。

食欲はあるがあまり量は食べられないから、体重が1週間で1キロ〜2キロ減ってしまう。

結局、今回の年末年始の休暇中に予定していたスキーやゴルフ、食事会などは全てキャンセルし、自宅で静養することにした。

何も予定がない1週間を過ごすのはいつぶりか思い出せないくらいだが、結果的にゆっくり静養することができた。

しばらく読めていなかった「キングダム」や「ゴールデンカムイ」、最終巻まで買ってあった「進撃の巨人」などを読み、DLCが次々と投入されているPS4の「アサシンクリード ヴァルハラ」(ロード時間がクソ長い)をダラダラとやり込み、プレーオフも近くなったNFLのハイライトを試聴しつつ「マッデン22」(PS4)を楽しんだ。応募してもなかなか当たらないPS5も、息子に「購入できたら1万円渡すから、応募してくれ」と依頼しておいた。

あとオンラインで地方競馬が楽しめる「楽天競馬」というサイトがあるのだが、こちらも1日、楽しんだ。

結果はボロ負け(額は言いたくない)。スマホを片手に手に汗握る楽しい1日だった。(クッソー)

閑話休題。

1月3日、ゲームをしている最中、チャンネルをBSにしたらマイケルサンデル氏の白熱教室が放映されていた。サンデル氏は米国ハーバード大学教授だ。

白熱教室は議論というより同じ目的を持った異なる事象や、同じものを違う側面から見た価値観の相違などをエリート学生の間で意見交換をするもので、いつも取り上げるテーマがとても興味深い番組である。

今回は「中国の友よ、君はそれで幸せなの?」がテーマだった。

BS放送の番組HPから説明文を転載する。

「中国で大胆な教育改革が始まっている。未成年者がオンラインゲームで遊べるのは週末の1日1時間だけ。営利目的の塾は禁止、小学2年生までも宿題は禁止。教育は、人格形成へ向かうべきという考え方だ。さらに、格差を是正し、社会全体を豊かにするために「共同富裕」の政策も打ち出されている。それに応じてアリババなど巨大企業が巨額の寄付をした。国家は、個人や企業にどこまで介入していいのか。日米中の若者達が議論する」(以上、ここまで)

私が見たタイミングで議論は「社会の義務と個人の自由、どちらが優先されるべきか」だった。これは個人の自由を限りなく排除し国家の目的に向い社会の義務を推進している中国と個人の自由が全てにおいて優先されている米国の政治と国民性を色濃く反映したものだった。もちろんそれぞれにメリットがあり、そしてデメリットがある。


興味深かったのはサンデル氏の「政府を信じていますか」という質問に対し、米国人学生はそれぞれ意見が分かれたのに対し、日本人学生は全員が「政府を信じていない」と言い、そして中国人学生は全員が「政府を信じている」と答えたことだった。

中国人学生曰く、政府を信じているから個人情報も渡し、監視されていることにも不満はないとのこと。穿った(うがった)見方をすると、テレビだからそう言わないと中国共産党的にまずいんじゃないの??と思わないではないが、もし本気でそう思うのならば、なぜ毎年、中国人の約1000万人から1200万人が海外へ移住しているのか疑問を感じた。

 もちろん日本人の100〜150万人も海外移住している。人口比としては日本も中国もそんなに変わらないかもしれないが、移住の目的は大きく違う気がすると思った次第。

しかし学生からも信用されていない政府ってどうかね。

私?政府など信じているわけがない。

KUMODE