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クモデコラム
COLUMN

2019/1/8

2019年1月 2019年、亥年

新年を迎えると、清々しい気分になる。
12月31日からいつも通り、時計の針が進むだけなのに、気分は全く違うものになる。
不思議なことに、新たな挑戦を決意したり、新たな事に取り組んでみようと、自分に向かって宣言したい気持ちにもさせる。どうせ2、3ヶ月経てば、何を誓ったかすら忘れてしまうのだが、1月1日に限ってはそれがなんだか成し遂げられそうになるからまた不思議なものだ。

私は1月1日になると、いつも松下幸之助爺の言葉を思い出す。

「竹には節があるから、強くしなやかである。節がなければ風雪に耐えられず、いとも簡単に折れてしまうのだろう。人にも節があるとしたら、その1つは正月である。1月1日になれば年があらたまる。年があらためれば、心もあらためよう。心があらたまればおめでたい。」

竹の節と人生の節を1月1日に見立てて、心新たにスタートしようという意味だろう。また次の言葉も残している。

「正月だけがめでたいのではない。心があらたまったとき、それはいつでもおめでたいものだ。昨日も今日も、自然の動きには何ら変わりはない。照る陽、吹く風、みな同じ。それでも心があらたまれば、見るもの聞くものが、みな新しい。年の始めは元日で、一日の始めは朝起きたとき。年の始めがおめでたければ、朝起きたときも同じこと。毎朝、心があらたまれば、毎日がお正月。あらたまった心には、すべてのものが新しく、すべてのものがおめでたい。昨日は昨日、今日は今日。昨日の苦労を今日まで持ち越すことはない。「一日の苦労は一日にて足れり」というように、今日はまた今日の運命がひらける。昨日の分まで背負ってはいられない。毎日が新しく、毎日が門出である。」

私にとって1月1日はこの松下幸之助爺の言葉通り、昨年のことは都合よく忘れて、気持ちよくスタートラインに立つ気分にさせてくれる、非常におめでたい日である。

さて1月1日が人生の節というなら、今年は「時代の節」の年。
4月30日に現在の天皇陛下が退位し、5月1日に皇太子が新天皇に即位する年である。

退位による天皇代替わりは江戸時代の光格天皇以来200年ぶりで、今年は秋以降、即位関連の儀式が続く。
国会では新天皇が即位する5月1日とそれを公に示す「即位礼正殿の儀」が行われる10月22日を今年に限り祝日にする法律が制定された。祝日法は祝日に挟まれた日を休日にすると定めており、連休谷間の5月1日が祝日になることによって4月30日と5月2日も休日となる。これによってゴールデンウィークは4月28日(日)から5月6日(月)まで赤日(日曜と祝日)が続き、4月27日の土曜日を休みとしたら10連休という大型連休となった。

また安倍総理は新しい元号は4月1日に発表するとした。新元号は何になるかとメディアでは話題になっているが、5月1日はまた心が改まる日になるだろう。

また住宅事業を営む者にとっては、今年は緊張感のある1年になるだろう。
10月1日から消費税は10%となり、現行8%より2%アップする。前回の増税について国内消費の冷え込みが予想以上だっただけに、政府は今回の増税についてその対策をすると宣言しているが、どうだろうか。おそらく特に効果的な政策は期待できないだろうと私は思っている。

駆け込み需要はすでに始まっており、傾向として前回の増税とあまり変わらない印象だ。ここ数年、リフォーム市場の拡大が見られないということは市場ニーズの流動性はゼロサムであり論理的にいえば、駆け込みの分だけ反動があると予想される。

また逆に言えば、駆け込み需要があるということ。
期待しすぎも危ういが、まずは職人確保に知恵を絞り、駆込み受注に乗っかかるってことで。

みなさま、今年もよろしくお願いします。


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