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クモデコラム
COLUMN

2019/6/15

2019年6月 結婚披露宴の祝辞

これまでも皆様にお世話になっているJackグループの事務局責任者でもあり、弊社の経営管理本部の部長である京極さんが6月1日、結婚式を挙げた。これで姓は寺田さんということになり、寺田裕子さんとなった。

高山グリーンホテルで開催された披露宴には多くのスタッフが招かれ、そして私も出席をさせて頂いた。ご夫婦共に年齢が30代半ばでの結婚で、落ち着いた中にも華やかな披露宴だった。今回は当日の私の祝辞をご紹介したい。

裕子さんは2004年に大学の新卒として入社された社員で、今年で15年目になります。
当初は営業でしたが、何事にも積極的に取り組む姿勢とその責任感の強さを評価され採用や人事、経理や財務などを経験し、現在は弊社の事務方のトップという立場で仕事をして頂いております。課せられた責任を、精力的にこなす姿に私は大きな信頼をしていますし、今後ともロビンを牽引していってくれると期待をしています

祝辞を贈るにあたり、彼女の成長について考えてみました。私は2つのタイミングがあったと感じています。

1つは2014年に我が社が大赤字になった時、資金繰りなど財務の責任者として仕事をやり遂げたことです。中小企業ではどうしてもお金の問題がついて回ります。資金繰りはすなわち経営だという方もおられます。2014年は極めて難しい状況でしたが、見事に責任を果たしてくれました。経営者がしっかりしていれば、もう少し社員は楽だと思うのですが、中小企業のお金管理に携わって、難しい状況を突破した経験が彼女の1つのタイミングだったと思います。

もう1つの成長のタイミングはもう少し時代を遡ります。裕子さんは今でこそ肩書きやその仕事ぶりから、最近入社した社員は“しっかりした女性だな”と感じると思いますが、大卒として入社した時は、それはもう完全な“妹ちゃんタイプ”で、遊びに来ているのか、仕事に来ているのかわからない感じでした。

何か集まる時は誰かの後ろにつき、ヒソヒソと耳打ち話をしクスクスと笑っている、そんな“女の子”でした。やはり若い女性は仕事に身が入らないものなのかと思ったのを覚えています。周りも一生懸命、指導し教育したと思いますが、なかなか改善することはありませんでした。任せた案件や簡単な案件も失注する、ということも珍しくありませんでした。

そのたびにメソメソしているのを見ると(こりゃ、いつまで持つかわからんな)と思ったものです。飲みすぎた翌日は目を腫らし、パンパンにむくんだ顔で出社することもありました。(笑)

しかしそんな“妹ちゃん”も時が経ち、経験を積むごとにしっかりしてきました。
仕事の成功は自信につながり確信へと昇華するのですが、(あれ、なんだかしっかりしてきたな。責任感もしっかりと出てきたし、何か変わったな)と感じたのが2009年ごろでした。何かその頃に彼女の心の中で、1つ殻を破ったというか、気持ちの変化があったのではないかと考えてみたところ、裕子さんの父親が2008年、若くして他界したことを思い出しました。本人も気づいていないかもしれないのですが、そのタイミングと変化の時期がピタリと符合するのです。

裕子さんのご両親は現役時代、バリバリと仕事をこなした人だと聞いていました。
ですから元々、その血筋はあったのだと思います。しかしこれからは私がしっかりしないといけない、何も進まないといったことがおそらく様々な環境の中でもあったのでしょう。

変化と成長を感じた私は、重責を次から次へと与えていきました。その期待に応えるように、精力的に仕事に取り組み、周りへの影響力も生まれ、今のポジションを得たのです。

2008年、父上が他界したことは大変残念でしたしショックな出来事だったと思います。しかしそれが自分の心に何かこう変化をもたらし、成長に繋がっているのであれば天国の父上も微笑んでいると思います。

今日、この日を私もスタッフも楽しみにしていました。
おそらくご苦労をおかけした母上も、天国にいる父上も、きっと喜んでいるのではないかと思います。私からも立派に1人の女性として、また仕事人として成長をしているから安心してほしいと声をかけておきます。

寺田君、裕子さん、末長くお幸せに。


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