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クモデコラム
COLUMN

2024/1/21

2024年1月 令和六年能登半島地震

1月1日16時10分。私は飛騨高山の自宅にいた。大きな警戒音(緊急地震警報)がスマホから鳴り、その数秒後に長く大きな揺れがきた。家がミシミシと音を立てた。震度5弱。石川県能登地方を震源とした最大震度7、令和6年能登半島地震だった。テレビは正月特番から地震報道に変わった。地震からのスタート。緊張感がある年始だった。被災された方には心からお見舞い申し上げます。

1月5日の気象庁の発表では能登地方の最大震度7の直前に発生した震度5を含めると5日までに観測された震度5以上の地震は13回、震度は30回以上にのぼるという。現時点で石川県内の死者78人、安否不明者が179名、3万人以上が避難をしており、建築物や家屋、インフラの倒壊など被害の全容が明らかになるにはまだ時間がかかると思われる。余震はまだ続いているようで震度1程度は年末から500回を超えている。

JACKグループ会員では能登半島の付け根に位置する富山県氷見市に山正社がある。山下社長とは地震発生後から連絡を取っており、直接的な被害はないとのことでそれは何よりだったが、時間の経過と共に色々と明らかになっていったことがあったのだろう。ブルーシートや水などの救援要請があった。正月休暇中ということもあり広くお声かけをすることはせず、山下社長が参加しているJackアカデミーのメンバーにお願いする程度に留めたが休暇中にも関わらず手配をかけてくれた方もおり、頼もしいもんだなと感じた次第。

つい先ほど山下社長と連絡を取り、他に必要なものはないかと聞いた。

高速道路は復旧、一般道も流れており流通は動いており手配されたブルーシートや水は届きつつある。全容がまだ不明なので2、3日様子を見て追加で必要なものがあれば依頼します、とのことだった。

氷見市の様子と聞くと家屋の倒壊は目立ったものはないが、多くの地区で断水状態、下水がパンクをしているとのこと。

「水がないのが本当に辛い」と言っていた。

同社は配管、設備などが元々の本業で現在も上下水本管の公共工事などの請負をしている実績もある。社員は総出で対応しているようだが、地域貢献という言葉がこのタイミングで適切かどうかはわからないが、お役に立てる仕事に従事していることは誇り高きこと。頑張ってほしいと思うし、できる限りの支援はしたい。

皆様にも協力が必要な時は声をかけさせていただく所存である。

閑話休題

被災地のご苦労と比べると小さいことだし能登地方をはじめ被災された方の気持ちは計り知れないが私の自宅でも断水が1時間程度あった。断水している最中はどの程度の時間で復旧するかわからず、何をどこまで準備したらいいか思案しあぐねた。結果的に1時間程度で済んだため「やれやれ」という感じだったがそれでも色々と考えることがあった。

地震はいつ来るかわからない。しかし程度はあれど対策はできる。自宅ではポリンタンクの水は準備していなかった。川が近いため水は不要と考えていたがその認識は変える必要があると感じた。

事業のことをいえば地震や災害で経営が止まらない準備を改めて確認する必要がある。また私たちは顧客に対し自分の家で命を落とすことのないよう家の耐震化を積極的に推進しなくてはいけないと思った次第。このような時にしかそう思えないのもなんとも情けない話ではあるが。

しかし年末のダイハツ不正問題、国会議員のパーティー券裏金問題に続き、元旦の能登半島地震、翌日2日には羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突と国民の関心事が続いた(日航機の乗員乗客379人は全員無事だったが、海保機に乗っていた6人のうち機長を除く隊員5人が死亡した)。

人災、事件、事故、自然災害、いつ何が起こるかわからないということを改めて思い知る機会としなくてはらない、私たちはそのような世の中で生きていることを強く感じた次第である。